渦中の小沢氏 秘書らとキムチ鍋 報道陣にはなお無言(産経新聞)

 資金管理団体の土地購入をめぐる疑惑の渦中にある民主党の小沢一郎幹事長は11日午前の政府・民主党首脳会議に出席後は東京・元赤坂の事務所にこもり続けた。

  ■どこまで余裕?「今後は健康第一」と節制ぶりをアピール

 午後6時40分ごろ、黒いワンボックスカーでなじみの居酒屋「庄や」赤坂店に直行し、秘書らと夕食。刺し身の盛り合わせ、大根とトマトのサラダ、豚キムチ鍋などを肴に、グラスビールと日本酒の熱かんをあおったという。

 小沢氏は女将に、新しく運転手を務める男性秘書を紹介し、「彼にいっぱい食べさせてやってほしい」などと話したというが、店を出て報道陣に囲まれると、顔をしかめ、いつものだんまりを決め込んだ。

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<三井生命保険>顧客情報入りパソコン11台紛失(毎日新聞)

 三井生命保険は15日、顧客7247人分の氏名や生年月日、電話番号などを保存した営業職員用ノートパソコン11台を紛失したと発表した。パソコンはパスワードが掛かり、同社は「情報流出の可能性は低い」と説明している。

 アリコジャパンの顧客情報流出問題を受け、同社が09年12月、営業職員に貸与しているパソコン1万4792台の保管状況を調査。東京都、千葉県、大阪府の営業拠点11カ所で11台が紛失していた。顧客情報には金融機関の口座やクレジットカードの番号はなかったが2人分の病歴が記録されていた。

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【おいしい日本 美味・安心の追求】京の湯豆腐(産経新聞)

 □お店 わら(京都市北区)

 ■“隠れ家”で心もほっこり

 今日は人日(じんじつ)の節句。七草かゆを食べると、病気にかからず長生きするというが、湯豆腐もヘルシーで体にやさしい。

 湯豆腐といえば、京都だ。山と自然に囲まれ、良質な水がわき出て、美味な豆腐ができる。数多くある寺では精進料理として使用したため、味の改良がすすんだ。南禅寺や嵯峨野は湯豆腐のメッカとして知られるが、金閣寺に近い北区衣笠の住宅街に隠れ家的割烹(かっぽう)がある。近くに安産に御利益がある「わら天神」(京都市北区衣笠天神森町)があり、店名を「わら」という。40年前から民家を改造して川口治夫さんと妻の富子さんが切り盛りする玄関に入ると、知人宅に招かれたようにくつろげる。

 「ひととおり」を注文すると、まず、自家製「ごま豆腐」をワサビとサンショウでいただく。「とろろ」はうずらのタマゴを落としている。

 メーンの「湯豆腐」は、あらかじめ特製土鍋にアルカリ水と北海道の利尻コンブを入れて沸かせ、北野天神近くの山本豆腐店で仕入れた、やわらかく、のど越しのよい木綿豆腐、白菜、三つ葉、ユズを温めたのが出る。特製の卓上コンロでさらに温めるのだが、あまり火を通しすぎずに、カツオとコンブのダシにしょうゆを合わせた秘伝の濃いめのタレにつけて食べるのがポイント。「豆腐を炊きすぎると、鬆(す)が入って(できて)しまう」(富子さん)ためだ。鍋から湯気が上がり、沸騰する直前、取り出して口に運ぶと、とろけるような固さの中になめらかな大豆の甘さが感じられる。あつあつの豆腐は、ほっこり身も心も温めてくれる。

 このほか8種類(にんじん、かぼちゃ、さつまいも、のり、れんこん、しいたけ、ゆば、アオトウガラシ)の精進揚げ。そして酒とショウガで炊いたショウガごはんを漬物でいただく。ヘルシーだが、ボリュームたっぷりだ。

 中国で生まれた豆腐が初めて日本に入ってきたのは奈良時代で、遣唐使が持ち込んだといわれている。禅寺の精進料理として洗練される中、油たっぷりの中国とは異なり、あっさり味の豆腐料理が広がった。その過程で湯豆腐も生まれたとみられる。

 大豆をすりつぶす手間がかかっていたが、室町時代に石臼の普及で量産が可能になり、全国に浸透。江戸時代に入ると、庶民の味となり、社寺の門前に精進料理を参拝者に出す店が増えた。今や、日本人の約8割が週に1度は食べるといわれる豆腐は、中国生まれの日本文化そのものかもしれない。

 わらのレシピは、もともと川口さんの母親が高台寺(京都市東山区)の塔頭(たっちゅう)、月真院(げっしんいん)で十数年間、精進料理として出していたものを引き継いでいる。月真院といえば、幕末、新選組参謀、伊東甲子太郎(いとうかしたろう)とその一派が勇らとたもとを分かち、勤王倒幕の御陵衛士(ごりようえじ)として屯所を構えたところ。知る人ぞ知る名店として、全国から常連客が訪れるのも、こういう由緒と無縁ではない。富子さんは胸を張った。

 「住宅街の店まで、来ていただけるようにお客様の期待を裏切らないように伝統を守っていきたいですね」(文 岡部伸)

                   ◇

 【わら】京都市北区衣笠総門町13の3▽TEL075・461・5386▽営業時間 12時〜21時(予約が望ましい)▽水曜日定休▽湯豆腐980円、ごま豆腐480円、とろろ480円、精進揚げ880円、ショウガごはん430円、ひととおり3250円

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土地購入疑惑 ゼネコン一斉聴取 大久保被告「小沢氏指示で探す」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に購入した土地をめぐる疑惑で、東京地検特捜部は5日、陸山会会計責任者だった小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)=政治資金規正法違反罪で公判中=から任意で事情聴取した。また、特捜部は同日、小沢氏の地元、岩手県奥州市で建設中の胆沢ダム工事に参入している大手ゼネコンや下請け業者の関係者からも一斉に事情聴取した。

 この疑惑では、当時会計事務担当だった民主党の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=と、後任の事務担当者だった元秘書がすでに聴取を受けている。特捜部は石川氏を規正法違反容疑で立件する方針で、来週中にも強制捜査か任意捜査で在宅起訴するか最終判断するとみられる。

 関係者によると、大久保被告は「小沢氏の指示で土地は探したが、その後の取引は石川氏に引き継いだので知らない」などと説明、陸山会の政治資金収支報告書への不記載について関与を否定したという。

 胆沢ダムをめぐっては、小沢氏側が土地取引を行った16年10月と、17年春に、重機土木大手「水谷建設」から工事受注の成功報酬として計1億円の裏献金を受け取ったとされる疑惑が浮上。特捜部は昨年来、水谷建設を含む受注業者の営業担当者らから断続的に事情聴取を行ってきたが、土地取引をめぐる陸山会の不透明な資金の流れの解明には、再度の聴取が不可欠と判断したもようだ。

 陸山会は16年10月、東京都世田谷区の土地を約3億4千万円で購入。小沢氏側は4億円の定期預金を担保に、金融機関から借りた4億円を土地代金に充てたと説明していたが、同会が土地代金を支払ったのは融資を受ける前だったとされる。

 石川氏は特捜部の事情聴取に「小沢氏の個人資金約4億円を土地代金に充てた」と説明。不記載については認める一方、水谷建設からの裏献金疑惑については否定したとみられる。特捜部は小沢氏が拠出したとされる約4億円の原資の解明を進めている。

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【風を読む】論説副委員長・平山一城 「95歳へ」旺盛な知的生活(産経新聞)

 正月に頂戴(ちょうだい)した年賀状に今年は、「メタボ」とか「ロコモ」とか、耳慣れないものも含めて互いの健康を気遣う言葉がいっぺんに増えたような気がする。

 ちなみに「ロコモ」とは「ロコモティブ症候群」の略であり、「機関車」の意味が転じ、加齢や運動不足で体のバランス機能が低下し、病気がちになることの謂(いい)だそうだ。

 当方も相当に馬齢を重ねており、差出人も同じように年をとっていくのだから、弱気な言葉が増えるのも当然なのだが…。

 ところが、今年満80歳になる上智大学名誉教授、渡部昇一先生の旺盛な近況には驚かされた。先生は4年前、15万冊を収蔵可能な書庫をつくるため家を新築して引っ越した。そしてその余勢を駆るように、『95歳へ』という本を著す。「少なくともそれくらいの年齢まで、矍鑠(かくしゃく)たる高齢者として生きるつもりで日々を送りたい」といい、今年も間もなく、鈴木貫太郎から鳩山由紀夫氏まで戦後の歴代全首相を論じた450ページもの新著を出版する。

 このバイタリティーだから、病気の方から逃げていく。われわれ小人は恐れ入るほかはない。

 なぜこんなにお元気なのか。95歳を目指す先生の生活は「幸福な晩年を築く33の技術」として紹介されている。一言でいえば、いかにして知的探求心を持続できるかにある。「記憶こそが人生そのもの」「記憶維持には脳を使い続けるしかない」「高齢でも記憶力は強化できる」、そして「言語のトレーニングを続けよう」と並ぶ心構えだけでも圧倒されるようだ。

 今年は国会決議で「国民読書年」となった。ぜひ、渡部先生の健康で知的な生活にあやかりたいが、気になるのは、国民の活字離れや読解力の衰退を懸念して賛同したという議員諸氏の「知的」生活度か。

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<天六阪急ビル>また一つ、寂しさ 駅ビルのモデル、解体へ−−大阪(毎日新聞)

 ◇大正建築、地域のシンボル

 大阪・天六の名物ビル「天六阪急ビル」(大阪市北区天神橋7)が今年春、取り壊される。国内で初めて屋内に高架のプラットホームを設けた駅ビルとして1926(大正15)年に建設。商業ビルとなった近年も、大正時代の重厚な雰囲気を残してきた。地元では「長年の地域のシンボル。残念」と別れを惜しむ声が上がっている。【松井聡】

 新京阪鉄道(当時)が建設。鉄筋コンクリート造り7階建て(延べ約1万4000平方メートル)のビルは周辺で際立つ高さだった。2階部分が、京都に向かう路線の起点となる「天神橋駅」のホームで、上層階に食堂や鉄道本社が入った。駅前にはバスやタクシー乗り場も整備され、通勤客らの他、行楽シーズンには京都・嵐山への直通列車を待つ人であふれたという。現在の一般的な駅ビルの形態だが、こうした構造は当時では珍しく、その後の日本の駅のモデルになったとされる。

 その後、会社合併などを経て阪急電鉄の路線となり、69年、大阪市営地下鉄堺筋線との相互乗り入れ開始に伴い、駅は「天神橋筋六丁目駅」として地下に移転。地上駅の天神橋駅は廃止された。ビルは翌年から順次増改築され、商業ビル「天六阪急ビル」として再出発した。

 現在は、茶色のレンガを基調にしたビルとなり、スーパーなどが営業。裏手にはプラットホームの跡があり、ツタが巻くさび付いた支柱など、駅の面影も残す。改札からホームに上がる大理石製の階段も当時のままだ。

 しかし、近年はテナントが埋まらない状態が続いており、ビルも老朽化。このため、高層マンションに生まれ変わることになり、今年春から解体工事が始まる。

 近くの靴店、上田仁司さん(66)は「昔は毎日通勤客でごった返していた。ずっとそばにあったビルだから、名残惜しい」と話した。

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自閉症 感情の神経機能低下が関係 脳断層撮影で浜松医大(毎日新聞)

 自閉症患者の脳では、感情などをつかさどる神経が十分に機能していないことを、浜松医科大などが陽電子放射断層撮影(PET)を使って初めて明らかにした。自閉症の治療や予防に役立つ成果として注目される。5日付の米専門誌「精神医学アーカイブス」に発表した。

 自閉症は発達障害の一つで、「相手の気持ちが読めない」「自分の気持ちを伝えられない」「強いこだわりを持つ」などコミュニケーションや社会性の低下が特徴。程度や症状には幅があるが、小学生以下では50〜100人に1人の割合で患者がいると推定される。原因は特定されておらず治療法もないため、「育て方が悪い」などの誤解が今も根強い。

 研究チームは、18〜26歳の男性自閉症患者20人と健康な男性20人の脳を、研究目的に限定した専用のPETで撮影した。分析の結果、感情などを伝える「セロトニン神経」内部で、神経伝達物質のセロトニンを取り込むたんぱく質の働きが、患者の脳全体で健康な人より低くなっていた。中でも他人の気持ちを推し量る部位などでの機能低下が目立った。

 自閉症の原因については、関連する遺伝子が複数指摘されており、チームはこれらの遺伝子の異常が、今回分かった神経の障害を起こしている可能性があるとみている。

 チームの森則夫・浜松医科大教授(精神神経医学)は「自閉症は育て方とは関係なく、神経に障害が存在することが明確になった。治療・予防につながる標的が見えた意味は大きい」と話す。【永山悦子】

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別の少女も大麻所持容疑で逮捕 譲渡の少年も(産経新聞)

 神戸市立中学の女子生徒らが大麻を所持していたとされる事件で、昨年12月にも大麻取締法違反(所持)容疑で、同市兵庫区の市立中学3年の女子生徒(15)が兵庫県警に逮捕されていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警はこの女子生徒に大麻を譲渡したとして、同市長田区の無職の少年(19)も逮捕しており、少年が今回逮捕された中学2年の女子生徒(14)らのグループにも大麻を譲り渡していたとみて調べる。

 女子生徒の逮捕容疑は、昨年12月上旬、自宅で若干量の大麻を所持。少年の逮捕容疑は、昨年11月中旬、自宅で女子生徒に数グラムの大麻を譲り渡したとされる。

 県警によると、少年は中学2年の女子生徒らのグループの一部と交友関係があったと供述しているという。このグループは、逮捕されていたことが分かった中学3年の女子生徒とも交友関係があったとみられ、県警は少年を介して中学生らが大麻を入手していたとみている。

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受刑者を送検、「塀の中」での傷害容疑(読売新聞)

 岐阜刑務所は6日、30歳代の男性受刑者を傷害容疑で岐阜地検に書類送検した。

 発表によると、受刑者は昨年7月28日午前10時5分頃、昼夜単独室棟の廊下で、60歳代の男性受刑者の頭を備え付けの消火器で殴り、全治1週間のけがを負わせた疑い。同刑務所によると、2人は同じ作業所で働いていたが折り合いが悪かったという。事件当時は運動場に向かうため、昼夜単独室を出て廊下を歩いていた。

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絹谷幸二 東京芸大退官記念の展覧会 東京・上野の同大学美術館(産経新聞)

 現代絵画の最前線で活躍する画家、絹谷幸二さんの東京芸大退官記念の展覧会が5日から同大の大学美術館(東京・上野)で開かれている。初期の油彩作品から最新作まで、作家の軌跡をたどる約50点がそろう。自由奔放な鮮烈な色彩が展開される。(渋沢和彦)

 絹谷さんの代表作に「アンセルモ氏の肖像」(昭和48年)がある。友人を描いたこの作品は、人物の姿は爆発したようで形がなくなってしまった。赤い色彩の背景も鮮やか躍動的。昭和49年、この作品で具象絵画の新人の登竜門だった安井賞を当時の最年少の31歳で受賞した。

 以後、次々に意欲的な作品を発表。「アンジェラと蒼い空II」(51年)では、頭部や胴体は皮膚がめくり上がり、なぜかフレームがみえる。そして目からは大粒の涙が飛び散る。描かれたのは壊れた女性だ。絹谷さんは「原爆ドームからのイメージ」だという。全体に明るいことからハッピーな感じが漂うが、悲劇的なのだ。

 絹谷さんは、東京芸大卒業制作のアカデミックで落ち着いた色調の「自画像」からは想像できないほど華々しく変貌を遂げた。それは、アフレスコ画(日本では一般にフレスコ画)に出合ったからともいえるだろう。アフレスコ画はバチカンのシスティーナ礼拝堂の天井面が代表するような西洋の古典的技法。絹谷さんは東京芸大大学院の壁画科に進み、本場のベネツィアやローマで学んだ。消石灰と砂を水でこねてできた漆喰(しっくい)をパネルに塗って、漆喰が乾かないうちに顔料ですばやく描く。そのため、油彩のように描き直しがきかず、失敗は許されない。

 絹谷さんは「漆喰、つまり石灰岩は昔の生物の死骸(しがい)です。それが大地をつくり、人間の生存にもかかわっている。大自然の摂理のなかで仕事ができるのがいい」という。

 絹谷さんにとって天職のような仕事だが、公共建築の現場で壁画制作する場合は、肉体を酷使する。平成2年、東京・池袋の東京芸術劇場の天井壁画の制作中、足場に登って描いた際には首を痛めた。「最近ようやく直ってきましたが、一時は激痛で首が動かなくなってしまいました」

 3月いっぱいで大学を退官するという絹谷さんは、20年以上、母校の東京芸大で後進を育成してきた。教育現場に立ちながら自作の制作に余念がない。今回の回顧展のため、新作の大作に取り組んだ。

 昨年夏、滋賀県高月町の渡岸寺で出合った国宝の「木造十一面観音立像」からインスピレーションを受けて描いたという。「見た瞬間、衝撃を受けました。『描け』と仏が慈愛を持って語りかけてきた」。創作意欲は旺盛だ。19日まで。

                   ◇

【プロフィル】絹谷幸二

 きぬたに・こうじ 昭和18年奈良市生まれ。東京芸大大学院修了。46年渡伊し、ヴェネツィア・アカデミア入学。アフレスコ画を研究(48年まで)。49年安井賞、62年日本芸術大賞受賞、89年毎日芸術賞を受賞。平成9年長野冬季オリンピック公式ポスターに採用された。13年日本芸術院会員に。

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